お引き渡し　ー伝統の息づく家ー

長かった冬もようやく終わり、次第に春めいてきました。

さて、今回は３月にお引き渡しさせていただきましたお住まいの一部を紹介します。

リビングの天井は折り上げ天井として空間の広がりを感じることができ、

間接照明とダウンライトで表情を変えることができます。

和室には、組子細工を取り入れた変わり型の格子戸を建替え前のお住まいから移築しました。

こちらは、建具職人だったお施主様のお父様の作品で、圧倒的な存在感を放っています。

木の優しさや温もり、そして職人さんの想いが伝わってきて、さらに作業している姿まで目に浮かぶようです。

職人さんの伝統の建具技術は、何年経っても飽きの来ない、むしろ味わいの深まる作品です。

技術を受け継ぐ職人さんが減少している今、その価値はさらに高まっているのではないでしょうか。

時代の変化に対応した新しいものも取り入れつつ、

伝統あるものを大事に長く守り続けることも素敵なことですね。

お施主様、ありがとうございました。