お引き渡し

 

 

 

 

 

先日お引き渡しさせていただいたお住まいの一部をご紹介致します。

 

 

まずは、最近の傾向である、玄関に入ってすぐ手洗い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

① 玄関から入り

 

②靴を脱いで収納、

 

③上着を脱いで、

 

④すぐに洗面所でうがい、手洗いができます

 

家の中に外部からのウィルスなどを持ち込みにくい動線となっています。

 

 

 

 

 

洗面所の奥は浴室になっているので、汚れて帰ってきても

 

家の中に汚れを持ち込むことなく、

 

すぐシャワーを浴びたり、お風呂に入ったりすることができます。

 

 

 

 

 

 

 

また、和室の壁は、最近では少なくなった左官仕上による聚楽壁になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聚楽壁は自然素材である土が原料なので耐火性があり、室内の湿気や臭いを吸着する機能があるといわれています。

 

聚楽壁は土の個性が感じられる肌合いで、質感や見た目が素朴ながらも、

 

昔から茶室などで使用されてきたこともあり、格調高い雰囲気を醸し出すことができます。

 

しかも、こちらはお施主様が左官職人さんで、自ら仕上げた、想いのこもった壁です。

 

 

 

 

 

 

また、奥に見えるのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

組子の障子です。

 

 

「組子」とは日本の伝統的な木造建築の中の「襖」「障子」「欄間」などの建具に用いられる伝統的な技術で

 

釘や金具などを使うことなく、細い木材を組み合わせて様々な文様を作っていく繊細で美しい工芸です。

 

 

 

 

 

 

「聚楽壁」に「組子」、最近の一般的なお住まいで見かけることは少なくなりましたが、

 

どちらも職人さんが土や木などの自然素材を用いて、長い年月をかけて伝統技術を守りながら、

 

現代まで引き継がれてきたものです。

 

 

 

貴重な技術を絶やすことのないよう、お客様のニーズにお応えしながら、

 

現代の利便性と伝統技術の融合を住まいに活かしていくことができればいいなと思います。